100人を部屋に集めてお金をランダムな相手に渡し続けるとだんだんと貧富の差が生まれる~条件により印象通りの結果に:第2弾
GIGAZINEでの興味深い記事の検証第2弾。
http://gigazine.net/news/20170711-random-people-give-money-to-random-other-people/
100人を部屋に集めてお金をランダムな相手に渡し続ける」とだんだんと貧富の差が生まれる
というもの。記事の中では「45ドルを持った45人が、1カウントごとに誰かに1ドル渡す」というシミュレーション」
をしていたのだが、条件を変えてみると正規分布に近くなった。
条件:1000人で、初期所持1000ドル、100000ターン施行
こうすると当初の直感に近く、1000ドル前後の層が手厚くなる
densityも正規分布っぽくなり
Shapiro-Wilk normality test
W = 0.99927, p-value = 0.973
であり、有意に正規分布からズレているとはいえない。
Nが大きいため、極めて正規分布に近いと言って良いだろう
条件:1000人で、初期所持45ドル、10000ターン施行
これだと、45人45ドルと同じ感じのようだ。
条件:45人で1000ドルスタート
これだと1000中心の正規分布に近くなる。
初期ドルが45ドルとか10ドルとか少ない場合、GIGAZINE記載のパターン。
初期ドルが1000ドルなど十分大きいと正規分布に近くなるようだ。