#OsakaStan5参加 献本争奪じゃんけんで2回で決着した事象は珍しいものだったのか?
はじめて統計の勉強会に参加した。
#7/2一部バージョン違いのコードだったので修正
いわゆるアヒル本の勉強会である。
www.amazon.co.jp
なんと著者の松浦先生もいらっしゃると聞いて駆けつけた次第である。
何故アヒル本と呼ばれるのか?
それは、この表紙のブロックがアヒルだからである。
えっ!?アヒルと思ったけれど、娘の作品と聞いて超納得。(私も娘ラブな父親ですので)
これは間違いなくアヒルですね。むしろもうアヒルにしか見えない。
あとMCMCをミックミクと読む流儀もあると知りました。
もうミックミクにしか見えないですね。
ミックミクハアハア(ん?混ざってる)なるワードも
知ってしまいました。
大変刺激的で勉強になる会でした。
ガチ勢に囲まれて震えて参加するイメージでしたが、皆さん
和やかな雰囲気でユーモアもあり、すぐに緊張は解けました。
また参加したいですね。
東京だとこういった会がたくさんあるらしく羨ましい限りです。
前置きはここまで。
その懇親会で献本争奪じゃんけんバトルが発生した
30~40人程度の参加者で代表者とじゃんけんする。
負けと引き分けは退場。勝ちの人だけ勝ち残る。
最後の一人が献本ゲットというもの。
そこで、たった2回で勝負が決まった。(酔ってたので”たぶん”2回というのが正しい)
これは相当稀なことなのではないか?
早速Rで計算してみる
N_range <- 30:40 #30から40人の間だった ans <- numeric(length(N_range)) ct <- 1 for(N in N_range){ P <- 1/3 #じゃんけんで生き残る確率 ##1回で決着の場合 get_1 <- dbinom(1, N, P, FALSE) ##2回で決着の場合 temp <- 0 temp <- temp + get_1 temp <- temp + dbinom(0, N, P, FALSE) * dbinom(1, N, P , FALSE) #1回め0人になり無効。2回めで1人に。 for(i in 2:N){ temp <- temp + dbinom(i, N, P, FALSE) * dbinom(1, i, P , FALSE) } ans[ct] <- temp ct <- ct + 1 } ans
結果
> ans 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 [1,] 0.1095626 0.1006233 0.09231996 0.08462096 0.07749409 0.07090696 0.06482739 0.05922376 0.05406528 0.04932212 0.04496564
30人では11%程度起こる。40人でも4.5%程度起こる。
思ったよりは良く起こりうることだった。
個人的な直感では200回に一回くらいの珍しい事象かとおもってたよ、、、
計算間違いが怖いのでシミュレーションでも確かめる
とりあえずN=35の場合。確率は0.07090696である。
Nsim <- 1000000 P <- 1/3 N <- 35 get <- 3 res <- numeric(Nsim) for(i in seq_len(Nsim)){ ct <- 0 temp <- N while(temp != 1){ temp2 <- rbinom(1, temp, P) if (temp2 == 0){ ct <- ct + 1 #0人になっちゃっても1回にカウント }else{ ct <- ct + 1 temp <- temp2 } } res[i] <- ct } table(res)
1000万回のシミュレーション結果
> table(res) res 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 119 709559 3380330 2521582 1490322 841063 469192 260440 145661 80534 44986 24854 13931 7701 4203 2387 1403 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 30 33 779 419 246 113 92 37 20 15 4 4 2 1 1
2回まで勝負がつくのは119+709559=709559回/1000万回なので、7.095%。
0.07090696と大きくはズレていないようだ。
二項分布の95%CIは
0.07080873 から0.07112712なので0.07090696を含む。
きっと大きな間違いはないであろう。たぶん